矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

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ギョーザ騒動と米国大統領選挙に目を奪われているうちに、いつの間にか2010年のワールドカップのアジア予選が始まっていた。

日本代表の初戦は危なげなく勝利を収めたようだ。

日本代表はまだアジア予選初戦なのに、なぜ"3次"予選なのかとふと疑問に思ったが、日本はシードされていて、ランクの下のチーム同士で既に1次、2次予選を行っていたかららしい。

それにしても、私の学生時代まで、サッカー日本代表チームがワールドカップに出ること自体夢のまた夢という状態であったことを考えると、アジアの強豪といわれ、シードされるようになったという現在はまさに隔世の感がある。長生きはしてみるものだ・・ってそれほど私はまだ年取ってはないが。

油断は禁物であるが、同じリーグに入った他チームを見る限り、私の分析では2位以内に入ってアジア最終予選に進出することは、今の力をもってすればほぼ間違いないであろうと思う。いろいろあるとは思うが、2008年6月末には最終予選進出の記事がマスコミ上に踊っていると予想する。

最終予選以降の予想については、組み合わせが決定してから改めて行いたい。

どうもスポーツ関連についてマスコミの論調を見ると、極端な楽観主義か悲観主義かのどちらかしか書かれていないことが多い。もう少し他国の競技力を分析し、また自国のチームの競技力を第三者の視点から考察して欲しいものだ。
これは、ワールドカップサッカーのみならず、オリンピック関連報道についても同様である。
もっとも、オリンピックについてはどちらかというと超楽観主義の傾向があるが。メダルの可能性大としないと新聞も売れず視聴率も伸びないからだろうが、過大広告は控えて欲しいものだ。









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日本の食糧自給率

中国製毒ギョーザ騒動が連日報道されるこの頃。果たして日本の食糧自給率はどれほどなのか確認したところ40%前後とのこと。
私が小学校で習ったときの数値は何%だったか忘れたが、少なくとも半分前後は外国からの輸入で日本の食糧はまかなわれているということは学んでた記憶がある。
もしも海上輸送が全ストップしたら、半分しか食べられなくなるということである。
子供心にも、「戦争が起こったり、異常気象などで食糧が輸入できなくなったら大変だ!食糧自給率を上げないと」と危機感は持ったが、事態はほとんど変わってないし、むしろ悪化しているようだ。

しかし、別の議論もある。
「日本は付加価値の高い産業に注力し、食糧は外国に作ってもらえば良い。日本が高付加価値産業でお金を稼ぎ、そのお金で農業国から食糧を買えば双方の国にメリットがある。経済効率の観点でいえば、各国が自給率を上げるよりは有効であり、また世界平和にも貢献できる。」という意見もある。

また、こういう意見もある。
「外国から食糧を輸入するにはコストがかかり、その分二酸化炭素の排出を増やしている。本来食糧は産地の近く、国内で消費するものであるから、国内での消費を優先させるべきである。」

今の日本の農業は、飼料や原料のコスト高と、海外からの安い食料品との価格競争の間で経済的に非常に苦しい状態である。日本の国家戦略として、農業を守るべきなのか、それとも新産業に注力するために農業を切り捨てるべきなのか、私には今はどうしても正しい判断ができない。
どんなにコストがかかったとしても、自国で食べるべき食糧は自給すべきなので、農業は守るべきだと今までは思ってきたのだが・・・・
政治家、官僚、経済学者、科学者の間で真摯に話し合って、最善の策を提示して欲しい。

アメリカ合衆国の大統領選挙が今、面白い。
ただ面白いだけでなく、世界中からこれだけ関心が集まっている事態は私は過去に記憶がない。
民主党の候補者が、女性初か、黒人(アフリカ系)初のどちらかで決まりというのが
前例がないからだろうか。しかも二候補者が大接戦。
女性候補者のヒラリー氏は夫が前大統領。黒人候補者のオバマ氏はドラマチックな経歴を持つ若い候補者。
NHK朝のニュースで放映されていた、黒人候補者の父親の故郷であるケニアの様子はまるで祖国がワールドカップサッカー準決勝の試合で戦っているようであった。地元の興奮具合を想像すると私でさえ何かわくわくしてしまう感じを覚える。

さて、最新の調査によれば共和党はマケイン候補でほぼ決まりで、民主党は、まだ2月5日のスーパーチューズデーでは決まらない可能性が高い。

私の予想では、もしも民主党でオバマ氏が選出されたらば、本選もオバマ氏が勝つと思う。
マケイン氏は共和党内でも割と中道寄りで、浮動票も多く獲得できる候補者であるが、オバマ氏と支持基盤が重なるところが多い。そうなると、若さと映像栄えのするオバマ氏に支持が大きく傾く気がする。

民主党がヒラリー氏であれば共和党のマケイン氏が勝つような気がする。
ヒラリー氏のほうが組織力では勝るものの、一定のアンチヒラリー派の勢力も無視できない。加えて、浮動票はマケイン氏のほうにいくような気がする。

しかし、民主党内では、党内の組織力に勝るヒラリーのほうがオバマより強いと予想する。
・・・これではじゃんけん三すくみではないか。
(2008年大統領選挙版ジャンケンというネタで風刺漫画描けばウケるかも)

もうひとつのポイントとして、本選では、民主党と共和党ともに、大統領候補のみならず、副大統領候補を誰にするかも大きな鍵となるような気もする。

ヒラリー氏とオバマ氏の正副コンビであれば民主党としては最強。しかし、あれだけ激しく争った後ですんなり負けた方が副大統領候補を受け入れるだろうか。

共和党としては、万が一民主党が最強コンビで出てきた場合、副大統領候補の人選は厳しいものとなる気がする。対抗となれる候補は、ヒラリー氏とオバマ氏を足すくらいのインパクトある人選でないと・・・となると、黒人かつ女性のライス現国務長官???

果たして今後の展開は?追って折りを見てアメリカ合衆国大統領選挙についてはコメントしていきたい。

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首都圏で本格的な雪。”超暖冬”であった昨年はこのような風景はなかった。一昨年の一月下旬以来の積雪。交通に乱れが出るのはいやであるが、雪降る風景にはなぜか心引かれるものがある。

2月といえば受験シーズン。1日からは中学受験が始まっている。
私が小学校六年生だったのはもう四半世紀前であったが、まだ私立中学受験は現在ほどメジャーではなかった。クラスの中で塾通いしていたのは40人余り中5、6人前後だったはず。
中学受験準備のために塾通いする友人たちの姿が辛そうだった記憶がある。その中には私がひそかに想いを寄せる女の子もいて、受かって私立の女子校にいくことになったときにはさびしい想いをしたものだった。
・・・などという個人的郷愁は置いておいて。

教育の自由は日本国憲法で保障されているし、自分のお金でどのような教育を子女に受けさせてもよいとは思う。しかし、昨今の私立中学の過熱(過熱ではなく既に常温状態になってしまったようだが)には、本当に各家庭が自律的に教育の自由を求めているのであろうかという疑念を私は持ってしまう。
荒廃していると報道されている公教育から逃れるため、子女の将来の不安を和らげるために、心ならずも私立中学への進学を希望せざるを得ない家庭が多いのではないだろうか。そのために本来であれば10歳前後ですべきさまざまな体験を、ただ上級学校への進学準備としての勉強に時間とお金を費やすのは、本人にとっても勿体無いし、日本国家全体のためにも損失だと思う。

世界、日本の将来を担う少年少女のために、本当に必要なこととは何かを、我々一人ひとりが改めて考え直すべきではないかと思う。考える材料は、日々の家庭や社会での生活の中にたくさん転がっているはず。それら一つ一つに気づき、立ち止まって考え、家族や友人と感じたこと、考えたことを共有しあう経験を積み重ねることが最良で最高の教育であり、間接的には最適の進学準備、そして社会に貢献できる人材の育成につながるのではないかと思う。塾や学校などにお金を掛けて教育機能を丸投げしてしまうのは貧しい行為だと思う。



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日教組、ホテル使用拒否で教研集会「全体集会」を中止

法廷の判断に逆らって、日教組の集会を締め出したプリンスホテルの態度は、差別的で明らかにおかしい。
右翼の街宣車が来るからって日教組の集会を断るのであれば、総会屋と称するヤクザが押しかける株主総会の開催も断らないと筋が通らないのではないか。
あるいは、世界のVIPが宿泊したいという場合は、テロの不安があるからといって宿泊を拒否するのだろうか。

それにしても、右翼の街宣車である。軍歌を大音量で撒き散らして走る物々しい車を見て、右翼思想にシンパシーを持つ人などいるのだろうか。横暴で暴力的な態度に対して、心から賛同する人はまずいないと思うのだが。

それでもどうしても街宣車を走らせたいのであれば、そして本当に国を憂えるのであれば、街宣車は日教組ではなく、国益より私利私欲や省内保身を優先している(一部の)悪徳幹部官僚や、それら悪徳幹部官僚と癒着した(一部の)政治家に向けて走らせるべきだと思うが。学校の先生たちは文部科学省の哲学のない方策に振り回されている弱い立場の方々であり、また彼らは彼らの考えで国を憂いて活動しているのである。その意味では、右翼の方々の本当の敵ではないはず。
単なる国内の弱いものいじめであればあなた方に賛同する人は減りこそすれ絶対増えない。



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2008年も1ヶ月が経過。新しい月でまた新規一転と思ったところだが、ギョーザ騒ぎがまだ尾を引いている。今年に入っての最大のニュースはこの毒ギョーザニュースというのが何か悲しい。

中国製ギョーザで中毒症状

NHKニュースで、まじめな顔をした男性アナウンサーが、回収された食品名をとつとつと読み上げている光景がどこか不釣合いで、また、NHKによって只で食品の宣伝をしているようで、おかしかった。

それにしても、回収されたギョーザやその他の冷凍食品などはどうなってしまうのだろうか、せっかく食べられるために作られたのに、捨てられてしまうのは非常に勿体無い。お金が無駄になるのももちろんだが、地球環境にまた負担を掛けてしまう。

この事件、まだ真相が分からないので拙速な判断は禁物であるが、この事件を起こした人は本当に許しがたい。


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