矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

小沢民主党代表、採決前退席

いくら大阪府知事選挙の応援に間に合わないからといって、自民党と対立する民主党のリーダとして、採決を欠席するのは資質を問われるのではないか。
確かに選挙応援も大事ではあるが、国会の審議、議決のときの責任を果たしてこその国会議員である。
選挙で勝って得た国会議員という立場で、国をどのように動かしていきたいのか、よく分からない。ただ選挙で勝つことだけが目的なのではないか。国を引率する哲学がなく、ただただ国会議員というステータスを維持・行使するだけが目的では、絶対にこの人がリーダとなる党が政権をとることはない。
自民党の劣化が極まっているのに、なんでこうもチャンスを自ら逃がすような行為ばかりしているのだろうか。これだから日本は世界から軽視され、富は逃げていき、人材は育たず、国民は苦しみ泣いている・・・・。

2
公立中と塾の授業,一転都教委容認

いったん決まったことを一日でひっくり返すことには賛否両論あるだろうが,間違ったと思った判断をすばやく訂正したという行動力は評価していいと考えている。

が,子供の立場にたってみると,昼間の学校で勉強(?)して,夜も塾で勉強(?)するというのは時間の使い方としてもったいなさ過ぎるような気がする。
学校での勉強ってそんなに内容の薄いものなのだろうか。それならば義務教育など一切廃止して,浮いた税金の分を,子供のいる家庭に配分して,各家庭の自由に任せればいいと思う。昼から塾で勉強して,音楽の才能のある子供はその後専門の先生に習いにいくもよし,あるいはスポーツクラブに所属して,地域の子供たちと好きなスポーツで思い切り体を動かして楽しむもよし,または家の手伝いをしたり,自由に好きな絵を描いたり,物語を作ったり,・・・もちろん机上の勉強も大切であるが,机上の勉強だけではできないさまざまな体験を小中学生の間にしたほうがいいと思うのだが。

という思いもあるが,もっと公立の学校にしっかり教育してほしいというのが私の本当の意見だ。少なくとも机上の勉強については昼間の学校できちんとこなしておけばいいくらいにしないと,子供の教育費の各家庭に占める負担がかかってしょうがない。このことが,これから子供を持とうとしている世代に結婚や出産の二の足を踏ませ,少子化に歯止めがかからないのではなかろうか。

上級の学校に進む準備だけに全精力を注ぐことは,子供も望まないと思う。むしろいろいろな体験を通じて,勉強することの楽しさ,大切さを体で感じさせるほうが,その後子供は自発的に勉強をするようになると思うし,長い目で見て本人にとっても社会にとっても有益だと思う。
大人は,目先のことや世間体に束縛されて,自分の子供に対して,子供の意に反してまで進学準備に必要以上に力を注ぐようなことはさせないでほしいものだ。


東京・埼玉のタクシーが全面禁煙

禁煙はもう全世界の共通の流れになっている。
過去何十年も、煙草が健康を害するという研究結果がこれでもか、これでもかと発表されており、しかも喫煙している本人だけでなく、周囲の人の健康を害したり、環境に悪影響を与えることが明らかになっている以上、許可されている場所以外では吸えないというのは当然であろう。
トイレ以外でおしっこができないというのと同じである。

一方、愛煙家によれば、手持ち無沙汰だったり、イライラしたりして心を静めたくなるときに煙草を吸いたくなるという意見を持つ人が多い。そのような気持ちは理解はしてあげるべきだろう。それでも、そのような精神状態を回避するためには、煙草以外の手段を見つけて対処して欲しいものだ。煙草をすう目的は、煙草を吸うことでしか得られないとは思えないからである。また、世の中ももう少しストレスの少ないゆったりとした雰囲気になって欲しいものである。



3
2008年、今年は4年に1度の米国大統領選挙の年。すでに予備選挙が始まっており,今度は政権奪回の可能性が高いといわれる民主党で誰が候補者として指名されるか,国内外の関心は高い。
特に,今年は女性初か,黒人(アフリカ系)初かという点でさらに注目されているが,先週のアイオワ州ではオバマ氏が勝ち,有力といわれていたヒラリー・クリントン氏は3位に沈んだ。
世界各国を見れば,女性がリーダーとなっている国は確実に増えているが,それでも190余国の中ではあくまで少数派である。
別にリーダーとしての素質があれば性別に関係なくリーダーとして選出すべきであると思う一方,女性をリーダーにした場合,リーダーになりそこねた男性,部下となる男性の精神状態は複雑なものである。
「男たるもの,人を説得し,導いてこそである」「男は強くあらねばならない。そしていざというときは弱者である女性・子供を体を張って守るものである」という雰囲気・環境で大きくなった男性は,自分が男性たる所以を否定され存在に合うと,その存在に対し攻撃的になるものだ。
アメリカの大統領といえば,まさに現在では超大国のリーダー,大きな権力であり,男性的象徴の権化である。世界一先進的でいて,一方で保守反動的な思想も根強く残る米国で,女性が大統領になるのはかなり困難ではないかと思う。

1
高2、5人に切り付け逮捕=商店街で両手に包丁、2人軽傷−東京

友人関係トラブル、いじめも?=「塾で怒られむしゃくしゃ」−商店街刺傷で少年

いきなり、見ず知らずの人に刃物で切りつけられ、被害者はどんなに怖かっただろう・・・。

しかし、まだ事件の詳細が分からないが、いくら自分が悩んで苦しくても、他人に八つ当たりしてはいけない。八つ当たりしても、苦しんでいる根本原因はなくならないし、余計な苦しみ、悲しみをこの世に倍加させるだけである。

でも、男子にとって高校生時代というのは結構苦しいものである。よっぽど類まれな能力や才能が与えられ、環境にも申し分なく恵まれていて、将来に何の不安もない人ならともかく、将来の進路に悩み、学校の授業の予習復習あるいは受験準備に追われ、同級生との友人づきあいや異性への性的関心など、結構ストレスフルな日々を送っているものである。鬱憤がたまるというのも理解はするが、やはり少なくとも他人に不快な思いをさせない解消法を見つけて実践して欲しいものである。多くの高校男子にとっては、それがスポーツなり音楽なり、その他の趣味であったりするのだが。

学校なり、家族・親戚なり、あるいは隣人がもっと積極的に彼のサポートをしていればこのような事件までには至らなかっただろうに。死者・重傷者が出なかっただけまだ幸いであった。

2
北京五輪が今年行われる中国であるが、歴代の元首の大学での専攻が理工系であるケースが多数を占めている。
一方、わが国日本では、圧倒的に法学か、政治学、経済学の専攻が多数を占める。
理工系出身者の首相は私の知る限りゼロである。
日本の同盟国、米国も同様で、理工系出身者の大統領は、すくなくとも20世紀以降は不在のはずだ。
一方、欧州では、理工系出身者の元首は少ない一方、歴史学や文学など、人文系出身の元首が結構目立っている。

何をいいたいかというと、政治学や経済学は、応用社会学的、実学的であり、目先のことについては判断できるものの、大局的な観点に立って、重要な判断をするにはいまひとつ弱い学問ではないかと思う。民主主義的な観点からは問題はあるものの、論理的思考で戦略を立てて、諸外国と丁々発止の外交戦術を駆使しながら、したたかな資源確保のルートを築いている中国他有力途上国や、人間の心理の深い理解にたって行動する老獪な欧州諸国に対し、外交能力が今ひとつふたつ日本が出遅れているような気がしている理由は案外このようなところにあるのかもしれない。

近視眼的な発想ではなく、大胆かつ勇気ある決断をするためには、あえて異分野から潜在能力ある人材を発掘して、わが国をリードする指導者を養成すべき段階にわが国は来ているのではないかと思う。

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