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ロンドンオリンピック に参加中!
ロンドンオリンピックも中日。日本の得意種目といわれている水泳と柔道の競技がすべて終了したが,この二競技はすっかり明暗を分けている。水泳は金こそないものの,メダル総数11の史上最多。柔道は金メダル量産が期待されたものの,金は女子でわずか1個,男子はゼロ。メダル総数も男子4女子3と期待されていた数には遠く及ばなかった。

今回のみならず,ここ数大会のオリンピックの結果は,選手個人の頑張り以上に,選手を支える組織・体制の優劣が如実に出てきているように思う。その証拠に,以前は大番狂わせや,事前にまったく話題にも上らなかった選手がシンデレラボーイ,シンデレラガールのごとく登場したものであるが,ここ数大会はあまり聞かない。手厚い組織・体制の支援を受けて入念に身心両面の準備をすることができるようになったからだろう。

水泳陣は,選手個々の自主性と選手団としてのチームワークがうまくバランスが取れていたように思う。個人個人の個性が尊重されているような雰囲気と同時に,選手の「日本チームのために頑張りたい」という自然な感情から出る忠誠心や情熱を感じた。

一方の柔道陣,過去の功労者が組織・体制のトップに陣取り,「金を取れ,金しか認めない」という号令のもと,厳しい合宿日程をこなしていたと聞く。意見や提案をしようにも,先輩のいうことに逆らえない,息苦しい雰囲気を感じている。失敗を恐れるあまり,思いきったことが出来ず,本番で力を出し切れないようにも思えた。

水泳は,過去の長い低迷期を経て,抜本的に体制ややり方を変えることが出来た。一方,柔道は,低迷期に入っているとはいえ,金メダルを一定数取り続けていることから,過去の成功体験を捨て去ることが出来ず,従来通りのやり方に固執し,世界の潮流に取り残され,今回の成績に至ったのだろう。
・・・・これは,一スポーツの話に限らず,日本の社会・経済,組織論にも通じる話かもしれない。過去の成功体験にしがみつき続け,目の前の現実を受け入れず,必要な改革を先送りしてタイミングを逃し,更なる悲惨な現実を招く・・・オリンピック観戦を通じて,いろいろ考えされられるこの頃である。