矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

カテゴリ: 経済

消費税の増税が来年秋に予定されているが,それと同時に,軽減税率の導入も予定されている。
この,軽減税率の適用範囲で国会でもめている。
食料品は軽減税率の対象だが,どこで食べるかで適用不適用が分かれるとか。
この議論を聞いていると本当にあほらしい。訳が分からない。

30年ほど前,物品税(15%)の適用不適用の区別が分かりにくく意味がないから,それをなくすという目的で導入されたのが消費税だったはず。
それが,巡り巡って今,消費税の仕組みそのままに,軽減税率を導入するとは・・・。
かつて選挙での犠牲を払ってまで消費税導入を断行した自民党の先達たちが,この議論を聞いたら果たしてどう感じるのだろうか。

軽減税率の導入の目的は,選挙以外の何物でもないだろう。それなら,そもそも消費税の税率を変更しない,あるいは消費税そのものをなくせばいい。そうすれば選挙は安牌だ。それができないのはなぜか。

消費税増税分が本当に国民の生活に資するならば,一時的な増税に抵抗感は示すだろうが,中長期的には誰も国民は反対しないはずだ。国民の生活に資する自信がないから,こういうみっともない議論になっているのだろうが。

軽減税率を導入することで,かえって小売等の現場が混乱し,2%分の減税が意味ないほど国民が疲弊するのであれば,軽減税率などやめてしまえばいい。潔く10%に増税し,次の選挙で与党は大敗すれば良い。それが怖いならば,増税は中止すべきだ。

今日から我が家は家族で外国旅行に出かける。
わが子は今小学生。1週間程度以上の長期旅行に家族で出かけるチャンスは,夏休み,冬休みしかない。
春休みは大人の私と妻は年度末あるいは年度初めでいろいろ仕事が忙しいし,大人の我々が割と休みの取りやすい時期に限って,わが子は学校の授業が普通にある。
そして,夏休み,冬休み,旅行に行きやすいシーズンに限って航空料金は跳ね上がる。

こどもを休ませて,大人の都合に付き合わせて旅行に出かけるのは心理的抵抗がある。義務教育をわが子に受けさせないのは,大人がこどもの教育を受ける権利を奪っているように感じるからだ。(とはいっても,学校で受ける教育が必ずしもこどもに本当の意味で役に立っているのかどうかは議論があるところではあるが。)
かといって,わざわざハイシーズンに,お金を余計にかけて出かけるのも何だかもったいない。
経済の原則で,需要と供給のバランスで価格が決まることから,ハイシーズンに価格が上がるのはある程度はやむを得ないと理解はするが,せめてこども料金についてだけでも,大人の半分から三分の一程度にしてもらえないだろうかと思う。旅行というのも,机上の勉強だけでは得られない,得難い貴重な体験をいろいろできるものだし,それらは絶対に人生を強く,豊かにし,国家・社会にも貢献できるものだと思うのだが。
さもないと,これからの世界を担う若者やこどもがますます内向きになり,結果少子化がどんどん進んでしまうと思うのだが。

先月上旬の急落以来、日経平均株価が乱高下している。上げるにしても下がるにしても、3桁台、しかも百の位が2以上が普通の状態となっている。しばらく前までは、3桁台の変動は大変動であったのだが。
このような状態では、よほど上手に、かつ慎重に投資しないとあっという間に投資資金を失ってしまう。逆に、うまく乗り切れるのであれば、短期間で大きな利益を出せる絶好のチャンスともいえるだが。

足元の景気は決して悪い状況ではないはずなのだが、あまりに去年秋から一本調子に上げ続けてきた反動が今来ているのだろう。数カ月から半年ほどは、我慢のときだろう。

一方で、北朝鮮情勢や、米国の経済政策が何とも不透明なのが気がかりだ。日米の首脳を見ていると、どうして株価がこれで上がるのか正直理解てきないのだが。もっとも、政治と経済はお互い独立したものという考えに基づけば、半分ほど納得はするが。

それにしてももっと解せないのが円高ドル安である。日本円がなぜ安全通貨なのか。他国の通貨がよっぽど信用がないのか。国の財政バランスなどを見る限り、円がここまで信頼性が高い通貨というのがどうしても信じられない。円高の今、外貨投資を徐々に開始するのも良いかもしれない。ただ、タイミングを誤ると、却って痛い目にあうが。

今週月曜の関東地方の豪雪は凄かった。東京都心で積雪21僂蓮ず世紀最高記録らしい。
この日は職場で早期帰宅勧告が発令,午後の早くにそそくさと家路,幸い途中の交通トラブルに巻き込まれることなく帰宅はできたが,その後の家周辺の雪かきは本当に疲れた。
かいてもかいても降り続く雪。雪国の人の苦労が身に染みた。
その翌日,首都圏の,特に道路交通が半分マヒ状態。その影響で,コンビニエンスストアやスーパーマーケットではいつもは所せましと並んでいる品物がなく,まるで震災後を思わせる風景であった。
物流に携わる人の働きによって,好きなときに好きなものを買うことができることの価値を改めて感じさせられた。
そして昨日は東京都心でも氷点下4度の厳しい寒さ。まさかの水道凍結で水が出てこず,朝の食事の支度などに支障が出た。蛇口をひねれば水が出る幸せ。スイッチを付ければ温かいお湯が出る幸せ。改めて普段の何気ない生活の恵みと,その裏で多くの人々の働きがあることを思い知らされたこの一週間でである。

また明日大寒波がやってくるようだ。厳しい寒さは出来れば避けたいものではあるが,普段見過ごしがちな見えない働きに思いをはせる機会としてはありがたいものでもある。

仮想通貨の相場が乱高下している。
昨年は,仮想通貨の価格が,ビットコインを筆頭に数十倍,数百倍という一本調子で爆騰していたが,今年に入り下げ幅を広げている。と思ったら時折また上げたりと,不安定な動きをしている。
明らかなバブル状況であり,恐らく今年は強烈な下げ相場になることは間違いないだろうと思われる。

一方で,おとなしいのが外国為替。特にドル円相場は,ここ1年あまりはほとんど変動がなかった。108円から118円の10円の範囲でのレンジ相場であった。いつもなら,たまに強烈な上げ下げがあるものなのだが・・・・。もしかしたら,投機筋の資金は仮想通貨市場にすべて向かっているかのようだ。

それとも,今後は世界中の共通通貨はビットコインなどの仮想通貨で,ドル,ユーロ,円などの通貨はわき役に追いやられるのだろうか。その観点でいうと,仮想通貨の価格の最近の乱高下に目が奪われがちだが,実は,仮想通貨を基準にしてみると,既存の通貨はすでに数年前に比べて暴落している,という見方もある。

今仮想通貨に投資をしたり,あるいは両替することは非常に危険だが,この乱高下が収まり,世界共通通貨としての役割が世界中で認められるようになったら,ゆくゆくは,投資・投機としてではなく,日常使いのために両替を真剣に検討しようと考えているこの頃である。

今週末からは今年のゴールデンウィーク,大型連休が始まる。
この休みを利用して国内外に旅行に出かける人も多い。
しかし,ゴールデンウィーク,夏季休暇,年末年始休暇は出かける人が集中する。数に限りのある切符を巡って沢山の人が前々から予約をする。数か月から1年前から予約する人も多い。

しかし,旅行直前に,本人や同行者が病気に倒れたり,身内に不幸があったり,地震などの天災で家等を失ってとても旅行どころではなくなったり,あるいは旅行先が天災や戦争で行ける状況でなくなってしまうこともある。もしもそうなった場合,前々から立てた計画・準備はすべておじゃんとなる。かけた労力は無駄となり,せっかく盛り上がった気持ちの行き場がなくなってしまう。

果たして,数か月先の旅行計画がダメになる確率というのはどれくらいのものなのだろうか。
その確率がどれくらいかが分かれば,もう少し強気でいろいろな旅行計画が立てられ,日々の人生ももっと前向きに生きられるのだが。いつ来るかもわからない地震,近年過激になっている台風・豪雨,そして最近では隣国の状勢もなんだかきな臭い。とても落ち着いて先々の旅行計画を立てようという気にならない。だから景気の割に社会全体の精神状態が鬱々としており,こどもの数が増えず,若者の自殺が減らないのだろうか。

どうも前々から計画を立てるとなると,いい計画であってもいやな計画であっても,未来が縛られるような窮屈な感じがする。もちろん,前々から計画を立てないと大きな仕事,大きな楽しみ,大きな喜びが得られないのは分かっている。でも,計画どおりに行かず,計画立案に要した労力が無駄になる可能性を考えると,どうも計画を立てることに前向きになれない気分にもなる。

などといっている間に,時間は過ぎていく。次回のブログ更新はしばらく間を置く予定。



このページのトップヘ