矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

カテゴリ: 時事ニュース(世界)

【平成十六年(2004年)】
金星の日面通過
プロ野球再編問題 選手会ストライキ
アテネ五輪 日本選手団金メダルラッシュ
台風・集中豪雨被害頻発
新潟県中越地震 上越新幹線脱線
スマトラ島沖地震 大津波発生
「冬のソナタ」等 韓国ドラマブーム
【平成十七年(2005年)】
愛知万博開催
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世死去
JR福知山線脱線事故
ロンドン同時多発テロ
【平成十八年(2006年)】
ライブドア事件
第一回WBC 日本初代王者 イチロー,松坂活躍
夏の高校野球決勝 延長再試合
冥王星 惑星から外れる
フセイン元イラク大統領 銃殺される
【平成十九年(2007年)】
超暖冬
新潟県中越沖地震 柏崎刈羽原発火災・水漏れトラブル
人工多能性幹細胞(iPS細胞)作製 初成功
【平成二十年(2008年)】
ネパール王政廃止
リーマンショック
米大統領選 オバマ氏当選

・・・いろいろありました。

日本併合下の朝鮮半島で「三・一独立運動」が行われたのがちょうど100年前。韓国では祝日。
…昨今いろいろあって、日本と韓国の関係がねじれてしまっているのが残念だ。歴史を冷静に直視し、互いを理解し合い、歪んだ感情を乗り越えて真の友好関係を築きたいものだ。それがなかなかできないのはなぜか。
…そして、北朝鮮。昨日までの二回目の米朝首脳会談、どうもよく分からない結果に終わってしまった。表面上は失敗のようだが、本当は…やっぱり失敗か?お互いの準備不足が原因か?なら、なぜこのタイミングで首脳会談を行ったのか??

今日,沖縄県で県民投票が行われる。辺野古埋め立ての是非を問うものだ。
冷静に考えれば,どう見ても「反対」が強いのが目に見えているが,それでもあえてやる理由は何なのか。
もっとも,投票方法などを見ると,どうしても「賛成」を増やしたい,「反対」を少しでも少なく見せたいような姑息で卑怯な細工がいろいろされているのが何とも不快ではあるが・・・

東アジアの平和を守るため,軍事バランスをとるために沖縄の基地を維持したいという考えがあり,そのためにどうしても沖縄から基地を動かす選択肢は取れないらしいが,そもそも,その発想ではどうやっても基地問題は未来永劫解決できないだろう。
戦争の勝利が国益につながっていた前世紀の考えからはいい加減卒業すべきだろう。現に,今の先進国で表立って戦争をしている国は一つもない。戦争をすることがハイリスクであり,そのリスクに見合うリターンは得られないことが分かっているからだ。
そして,平和を維持するための軍事費も,果たして本当に意味あるコストなのか吟味する必要がある。
莫大な軍事費を費やすよりも,未来の人材を育てる教育費に回し,その人材から得られる納税費を期待した方がよっぽど国益につながると思う。また,敵対する国・勢力のために軍事費をつかうくらいであれば,その国を理解し,友好的な関係を構築できるような人材を育成した方が,よっぽど生産的だろうし,どちらの方がコストが安上がりか,正常な頭脳と精神を持っている人であれば自ずと正解はわかるだろう。
それが分からない人ばかりがなぜ組織の指導者としてのさばっているのかが,本当に理解不能・意味不明なのだが・・・

先日,アジアカップサッカーUAE大会が閉幕。決勝まで進出した日本,2大会ぶり5回目の優勝を狙うもカタールに予想外の完敗,準優勝に終わってしまった。
・・・が,30年ぐらい前は,日本がアジアの中で上位進出が当たり前となるくらいにサッカーが強くなるとは想像することができなかった。ましてやワールドカップに出たり,決勝トーナメントに進出するなどは夢のまた夢の世界である。

思えば,この「平成」という時代は,日本の社会におけるサッカーのプレゼンスが飛躍的に向上した時代であったといっても良い。スポーツといえば野球と相撲ぐらいで,他の競技は新聞の片隅に結果が簡単に載るくらい。4年に一度のオリンピックのときだけ大騒ぎするという繰り返しであった。それが,いまやサッカーを筆頭に,あらゆる競技が割と事細かに報道されるようになった。隔世の感だ。

とともに,日本の社会において「アジア」の占めるプレゼンスも急激に拡大してきた。これは,中国を筆頭にしたアジア各国の経済力の増大が一番の要因だろう。昭和の時代は,アジアでは日本一強だったのが,いまやGDPは中国が世界2位かつアジア1位,日本が相対的な地位を落とす反面,韓国,シンガポール,そしてインドネシア,ベトナム,タイなどの最近の経済成長力は著しい。
かつては日本から海外へ大挙して旅行者が出かけて行ったものだが,昨今は逆に,アジアの各国が日本に大挙して旅行に来る時代になっている。

そういえば,明日は春節,旧正月。中華圏では1月1日以上に大切に祝われる祝日で,この時期に日本にも大勢の中華系の人々が訪れる。
ぜひ,日本で過ごす時間を楽しんでほしいものである。あ

女子テニスの大坂なおみ選手が,昨年の全米オープンに続いて全豪オープンも制した。そしてとうとう世界ランキング1位に輝いた。
日本人選手としては初の快挙で,連日メディアも大騒ぎ。
私も決勝の試合をTV生中継で見た。この試合がまた,白熱した好試合で,ラリーが長く続いたり,ブレークの応酬があったりと見応え十分で,テニスというスポーツを観戦する面白さを再認識したものだった。

ただ,一部報道には,彼女が果たして日本人選手なのか?という論調もあったりする。もともとはハイチ系米国人の父と,日本人の母の間のこどもであり,血筋だけで言えば100%の日本人ではないかもしれない。現在は日本国籍と米国の国籍の両方を持つ二重国籍者ということになる。

しかし,日本人を母親に持つ,日本人の血を引いていることは紛れもない事実であり,彼女自身も日本国籍を持っていることにプライドを持っているように感じられる。もっとも将来,もしも国籍を選択する場面に直面した場合,果たして彼女がどちらを選ぶのかは分からないが。

ただ,どちらを選ぶにしても,彼女の意思を尊重し,テニスに集中してもらいたいと思う。そして,「日本人だから応援する」とか「日本人しか応援しない」などという了見の狭いことをいわず,純粋に,一人の有能で魅力的なテニスプレーヤーを応援するという姿勢を持ちたいものである。
彼女は日本にルーツを持つだけでなく,ハイチにもルーツを持っている。彼女を通じて日本とハイチが一つになって彼女を応援するというのも美しい姿であろう。

また,彼女の存在がこれからの新しい日本の一つの姿を現しているのかもしれない。多様性を重んじる国に日本がこれから変わっていくのであれば,もしかしたら今までにないような時代が日本にやってくるかもしれない。それを楽しめるか,怖がるかは今の日本に生きる我々一人一人にかかっている。

そうこう言う間に,2010年代最後の1月も終わりを迎えようとしている。

先日の日露首脳会談で,北方領土問題に動きがあったとかなかったとかとの報道。

・・・冷静に,第三者の目から見たら,北方領土を実効支配中のロシアが,簡単に日本に返還することはないはず。いくら違法だ云々言われたからといって,現にその地に住んでいる住民を強制移住させてまで日本に返すということが,果たしてありうるのか。

日本の都合・主張を述べた論調ばかり報道され,ロシアの立場を考慮した論調が見当たらないのが不思議だ。もっとも,メディアも客商売で,日本国民に受けのいい主張の方が売れるから,こうなっているのだろうが。

しかし,交渉事は,自分の都合ばかり押し付けていては相手は納得しない。結果的に自分の要望するものとは遠い成果しか得られないものである。
双方が,完璧とはいかないまでも,ある程度納得できる落としどころを見つけてそこで妥協するしか方法はないだろう。
では,その妥協案とはどういうものとなるのが望ましいのか。

日本としては,もう北方領土が返還されることを諦めるしかないのではないか。ただし,主権は本来日本になったことはロシアには認めさせる必要はある。だから,1945年8月15日以降はロシアに実質的に北方四島の主権をリースあるいはレンタルさせていることにする。
平和条約を締結後は,北方領土をロシアに売却する形にし,リース・レンタル料と売却代金をロシアから支払ってもらう。その費用で日本の財政を立て直せば,消費税増税は回避できるかもしれないし,日本の経済成長率も伸び,現政権の支持率も回復できるかもしれない。

領土をたくさん持っているからといってそれが国冨につながるとは必ずしもいえない。確かに昔はそうだったが,少なくとも今の時代はそうではない。もしも領土の広さが国富に完全比例するのであれば,ロシアが世界一の金持ち国になっていなければおかしい。が現実はそうでもない。
国家やリーダーの些細なメンツにこだわって,国益を損なってはいけない。時代に即した柔軟な発想で,最適な判断をしてほしいものである。




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