矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

タグ:イースター

今日は二十四節気の「啓蟄」。暖かくなって,土の中に隠れていた虫がうごめき出す季節になった。日差しも強くなってきている。2010年代最後の春がいよいよこれから本格化していくのか。
そしてまた,今日は「灰の水曜日」でもある。復活祭・イースターの46日前。主イエス・キリストの受難に思いをはせつつ過ごす受難節の始まりを告げる日だ。
調べてみると,啓蟄と灰の水曜日が重なるのは,1957年3月6日以来,62年ぶりの事象だ。その意味では非常に珍しい。ちなみに次回は比較的早く,6年後の2025年3月5日になる。
灰の水曜日は,年によって変わる。復活祭の日は,春分の日の後の最初の満月の次の日曜日であり,その46日前の水曜日であるから,2月4日から3月10日の間のいずれかの日になる。今年は,比較的遅い灰の水曜日・復活祭となる。
一方,啓蟄は,3月5日か6日。
なかなか啓蟄と灰の水曜日両方の日が重なることは難しい。
このようにしてみると,何気ない日が実は非常に貴重な日だったりすることがある。ひとつひとつの属性は特に特徴はなくとも,いろいろな属性を同時にもつことで,それが非常に貴重で価値あることになることがある。それは日も人間も同じことだ。
2010年代最後の春,一日一日をかみしめて生きていきたいものだ。

今日は4月1日,エイプリルフール。そして今年のイースター,復活祭は今日。
春分後の最初の満月の次の日曜日がイースターと決まっているためである。そして,今年の春分後の満月は昨日,3月31日であった。
(今年は一か月に2度の満月がある月は1月と3月の2回あった。その煽りを受け,2月は満月が一度もない,19年に一度あるかどうかの非常に珍しい月でもあったのだが。)

さて,エイプリルフールとイースターが重なったのは,いつ以来か。少なくとも私の生きてきた中では記憶にない。
調べてみると,1956年以来,62年ぶりだそうだ。

今日は世界中で,イースターとエイプリルフールをひっかけたネタが飛び交っているに違いない。
平和で笑えるネタならばいいのだが,人の心を傷つけたり,人の尊厳を損なうような悪意のあるネタが拡散されるような事態にならないようにしたいものだ。

私なら・・・・「私がイエス・キリストだ!!!」
ちょっと宗教上まずいか?



一人の人間の誕生。
それは,宇宙の歴史から見ると,まったく予想できない出来事である。
いつ,どこで,どのような人物が,どの国で親を誰に持ち,どのような性別でどのような性格・能力を持って生れ出るかは,誰も予想できない。
そして,一人の人間が誕生したら,その人間は,いつかは必ず死ぬ。未来永劫,この世界で肉体を持った形で生き続けることはあり得ない。生を授かった人間は必ず死ぬ運命にある。

一方,日常生活の視点から見る。
赤ちゃんが突然誕生するということは通常考えられない。
普通,妊娠は誕生の何か月も前に気づく,あるいは気づかされる。赤ちゃんが誕生する日というのは,妊娠がわかってからはある程度予測がつくものである。周囲はその誕生の日を楽しみにしつつ新しい命を迎える準備をする。
一方,人の死は突然やってくることが多い。
戦争や事故で突然命を奪われることは頻繁にある。また,心身の病気も突然かかるものであり,ある日急に亡くなることもよくある。
少なくとも,赤ちゃんの誕生のように,数か月から一年弱あまり先の特定の日前後に,死ぬ日が決まっているということはありえない。

命の誕生は,宇宙や世界の視点では限りなくゼロに近い奇跡的な事象である。
しかし,我々人間の日常生活の中では,あるスパンの時間の中では予測可能な事象である。

人の死は,宇宙や世界の視点では100%必然の事象である。
しかし,我々人間の日常生活の中では,通常意識する事象ではなく,突然介入してくる非日常の事象である。

この生と死の非対称性は,よく覚えておきたいものだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は今年の洗足木曜日。3日後にはイースター,復活祭である。
そういえば,クリスマス,降誕祭は毎月12月25日と決められているが,イースター,復活祭の日程は,「春分後の最初の満月の次の日曜」と定められており,毎年毎年日程が変わる。
「生と死の非対称性」は,このクリスマスとイースターの日程によって,神が我々に示しているのだろうか。
あらかじめ前もってわかる誕生日
すぐには日がわからず突然介入してくる死,そしてそこからの復活。






今日はイースター。主イエス・キリストの死からの復活を祝う日。
クリスマスは12月25日と日付が固定となっているが,イースターは年によって日付が異なる。
春分の日(3月21日)の直後の満月の後に来る日曜日となっている。
近年は日本でも,新たな春のイベントとしてイースターが注目されるようになっているが,日付が年によって異なるのは不便で,いっそ日付を固定すべきだという乱暴な意見もちらほら聞かれる。
が,私はイースターの性質から考えると,年によって異なるべきだと思う。
思うに,結婚や出産などは,ある程度事前に分かっているものであり,人々が前もって計画・準備することが可能なものである。
一方,死は,日常生活の中に突然介入してくるものであり,人々が前もって計画・準備することが出来ないものである。
人の力ではどうにでもならない,簡単に予想できないものが死であり,人の力の限界を見させられるが死である。
もしもイースターが固定日付であれば,「死」と「復活」が人の力でもなんとかなるという意識を与え,ただでさえ傲慢に傾きがちな人間の罪な考えが助長されてしまう恐れを感じる。
昔に比べれば科学・技術の発展で以前なら不可能に思えたことが容易に解決・実現できるようになった反面,実現不可能な事柄に対する想像力などが幾分現代の人類は落ちているようにも感じる。一見難解複雑なイースターの日付の決定される仕組みは,現代人類の暴走にブレーキをかけている,一種の隠れた恵みのようにも思われる。

さて,イースターの日付について雑学をいくつか。
1.今年は二十四節気の「清明」と重なる。この事象は1953年4月5日以来62年ぶりの珍しい事象である。次回は6年後の2021年4月4日,次々回は更に5年後の2026年4月5日。
2.今年は,イースターの日付を決定づける春分の日直後の満月は月食になっている。昨年も同様の事象が起こっているが,実はこれも珍しい事象で,2014年の前は1995年~1997年に起こっているのみ。次回は2033年4月14日。
3.今年は違うが,年月日がすべて異なる数字で表されるのも珍しい。前回は1985年4月7日,その前が1980年4月7日。次回は2037年4月5日,その次が2053年4月6日となかなかこない。

image

今日がダメだったからといって、明日もダメとは限らない
今まで順調だったからといって、将来も順調とは限らない
人生山あり谷あり

今まで善人だった人でも、明日極悪人になるかもしれない
今まで役たたずの人でも、世界の救世主になるかもしれない
人は変わりうる存在

季節は巡る
あるときは日々暖かくなり
あるときは日々暑く
あるときは日々涼しくなり
あるときは日々寒い
その繰り返し
ずっと暖かく ずっと暑く
ずっと涼しく ずっと寒い
ことはない

今の状態が そのまま続くとは
誰が決めたことなのか
今の状態が いつまで続くかは
誰も知らない

明日はイースター
image

このページのトップヘ