矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

タグ:オールスター

メジャーリーグベースボール(MLB) オールスターゲームが,ミズーリ州カンザスシティで現地時間の今日開催される。(日本時間だと明日朝になる。)
今年は,ダルビッシュ投手がファン投票により選ばれ,もしかしたら登板の機会があるかもしれないが。

それにしても,時代は変わったものである。私が高校生時代ぐらいまでは,MLBで日本人が,そもそもマウンドに立てるかどうか,あるいはベンチに入れるか,などといわれていたものである。レギュラーとして年間通じてコンスタントに活躍するなんて夢のまた夢,オールスター出場選手に選出されるとか,ワールドシリーズに出場するとか,MVP取るとか,ノーヒットノーランを達成するとか,MLBの記録を更新するなどというのは,まずあり得ない話といわれていたものである。

しかし,今ではいずれも実現済みのものである。オールスターゲームで現時点で史上唯一のランニング本塁打をイチロー選手が打ったのは,5年前のちょうど今日だった。
アメリカ人に比べ体格の大きさで劣るという事実だけで,昔の日本人は勝手に自分の限界という壁を作ってしまい,それを乗り越えようという努力や工夫が足りなかったのかもしれない。しかし,体格の大きさで劣る部分を他の部分で工夫して補えば,互角以上に渡り合えることは,1995年の野茂投手以来の実績が証明している。

これは野球だけの話ではないだろう。国土が狭くても,資源が乏しくても,戦争に負けても,様々な制約があっても,日本は(諸々の問題を抱えつつ,また幸運な部分があったにしろ)経済的な成功を実現し,今の世界の中の相応の名誉ある地位を得ることができた。「できやしない」と勝手にあきらめ,必要のない壁や枠を作り,その中で安住していては将来の展開はおぼつかない。過去の日本,そしてMLBでの日本選手の過去17年間の活躍の足取りから,学ぶべき点は多い。

(見方を変えれば,個人の属性に関係なく,能力が素直に認められる時代になってきているのかもしれない。「アメリカ人だから」「日本人だから」ではなく,その人の能力が高ければどの国のどの身分・階級の人であっても,能力に応じて丁重に扱われるようになってきているのだろう。それは幸せで素晴らしいことである反面,能力一本でのみ判断される厳しい面がある点も覚えたい。)

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7月も早半ば。太平洋の向こうでは、もう野球のオールスターゲームの季節だったとは、今日のNHKニュースで始めて知った。
そういえば、昨年はイチロー選手がオールスターゲーム史上初のランニング本塁打を打ってMVPを取ったんだっけ。月日が経つのは早い。

日本人選手が毎年当たり前のようにオールスターゲームに選出されるようになったが、日本人選手が果たしてメジャーリーグでレギュラーとして通用できるのかどうかといわれていた私の子供時代、ましてや、日本人投手のノーヒットノーランとか、最多安打記録とか、オールスターのMVPなんて、夢のまた夢、火星旅行のようなものだといわれていたことを考えると本当に隔世の感がある。

それにしても、今年は延長15回、決着がつくまで戦ったのには驚かされる。選手も観客もタフである。もっとも、野球の歴史、成り立ちを考えると、延長で何イニングかかろうと、勝負が決着するまで戦い続けるというのが本来の姿なのだが。その意味では、日本のプロ野球の引分け制度は野球の本来の姿とはかけ離れている。日程や交通の便、省資源など様々な制約があるのは分かるが、引分けの制度は廃止すべきだと私は思う。引分けなどという制度があるから、勝率計算がややこしくなり、勝利数が多いチームが優勝できないという事態になるのではないか。もっとも、引分け制度より廃止すべきは、クライマックスシリーズという名のプレーオフ制度と、交流戦の順位表彰だと私は思っているが。

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