矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

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FIFAワールドカップ ブラジル大会も決勝戦が四日前に行われ,ドイツの優勝で幕を閉じた。米大陸で開催された大会で欧州のチームが優勝したのは史上初。ひとつのジンクスが崩れた歴史的な大会だった。
事前の私の予想では,南米のチームが優勝としていたが,外れてしまった。これだけ交通網や通信技術の発達した時代に,地の利の有利不利の差は,以前より小さくなってきているのかもしれない。

また,今大会は本当に得点シーンが多かった。その意味では見ていて楽しい大会だった。もっとも,第三者から見れば楽しいかもしれないが,失点した当事者の国の人にとってみると,痛々しいシーンが多かったともいえる。その筆頭が,最後の二試合で合計10失点してしまった地元ブラジルだが・・・・結局ブラジルは,7試合戦って14失点,2014年に合わせたような失点の数だ。一試合平均2失点。これは我が日本と同じだ。(日本は3試合で6失点。)

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今回,ひとつのジンクスは崩れたと前述したが,もう一つのジンクスはまだしぶとく残っている。
「日本と本大会で対戦したチームは,その後の大会で優勝できていない。」
(以前は,その後の大会で,日本と対戦したときの大会の成績を上回れない,であったが,
その条件は今大会3チームがクリアした。)

ブラジルは,準々決勝は勝ち抜いたものの,準決勝以降は悲惨な事態になっているし,アルゼンチンも低空飛行ながら決勝まで勝ち進んだものの,優勝には至らず。
オランダは,日本と対戦した前回大会の準優勝にもう一歩及ばず3位だった。
さて,4年後のロシア大会はどうなるであろうか。

それと,今大会日本と対戦したコートジボアール,ギリシャ,コロンビアの今後もちょっと気がかりである。
日本と本大会で対戦したチームは,翌大会必ず少なくとも1チームは地区予選で敗退しており,たとえ勝ち上がっても本大会での成績は良くない。特にドログバ選手が引退するであろうコートジボアール,厳しいヨーロッパ予選を勝ち抜かねばならないギリシャが心配である。

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4年後のロシア大会であるが,果たしてどんな大会になるか,想像してみたい。

まず日本代表であるが,アジア地区予選を勝ち抜けるのかどうか・・・・ブラジル大会では冴えない結果で終わってしまったが,アジア地区ではそれなりに確固たる地位は築いているようなので,地区予選は勝ち抜けるのではと思う。ただし,今回のように簡単にはいかず,かなり苦しむことになるのではと思う。
ただし,本大会では,くじ運などにもよるが,グループリーグではそこそこ活躍し,運にも恵まれればベスト16に進出はできるのではと思う。1998年フランス大会から一大会毎にグループリーグ敗退,ベスト16を繰り返しているから,2018年はベスト16の番となるはずだ。少なくとも,1分2敗以下ということはないのではと思う。いや,そう願う。

本大会では,今度は多くの欧州勢が活躍するのではと思う。逆に,南米勢は苦戦するのではないか。後,アジア勢は少なくとも1チームはベスト16には残るものと思う。
最後の二試合を惨敗で終えてしまったブラジルが南米予選を勝ち抜けるかどうかが,少々心配である。
優勝は,今の段階ではドイツの二連覇の可能性がそこそこあるように思う。それ以外であれば,9か国目の初優勝国が出るかもしれない。

・・・と予想してみたが,何せまだ4年も先の話だ。4年後も平和の内にFIFAワールドカップをTV観戦できる世界であってほしいものである。

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準々決勝がすべて終了し,4強が出そろった。
さて,前回のブログで書いた予想がどれだけ当たったか検証してみよう。

ブラジル − コロンビア 勝利予想 コロンビア×
 地元が強かった。過去の対戦成績もブラジルが圧倒していたというデータをもう少し重視すべきだった。
 地元開催という精神的重圧と,主力の調子からコロンビアの方が有利と思っていたが。
 なかなかワールドカップは,新参者にたやすく準決勝以降への道を開いてくれないようだ。

フランス − ドイツ 勝利予想 フランス×
 これも,過去の対戦成績はドイツの方が勝ち越ししていたというデータと,ワールドカップとの相性という点をもっと重視すべきだった。1998年以降,一大会おきに好不調を繰り返すフランスだったが,今年は8強止まりだった。
 
オランダ − コスタリカ 勝利予想 オランダ○
 勝ち上がり結果だけを見れば順当だが,オランダがもっと圧勝するかと思っていただけに,PK戦までもつれたのは意外であった。これはコスタリカの健闘を讃えるべきだろう。
 
アルゼンチン − ベルギー 勝利予想 アルゼンチン○
 これは準々決勝の中ではいちばん順当な結果だったといえる。しかし,アルゼンチンの強いのか強くないのか分からない戦いぶりはどう表現すればいいのか・・・。

 結局,準決勝に勝ち上がったのは,ブラジル,オランダ,アルゼンチン,ドイツの,過去に三回以上決勝に進出した経験のあるチームばかり(しかもオランダ以外の三チームは優勝経験のある(それも複数回)チームばかり)の,よく言えばおなじみ,悪く言えば変わり映えのしない顔ぞろえとなった。

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さて,現地時間では今日から二日かけて準決勝の二試合が行われる。ここまで来たら,決勝まで合わせて予想してみたい。

ブラジル − ドイツ 
 難しい。地力や過去の対戦成績を考えれば,ブラジルがやや優勢なのだろうが,ネイマール選手の負傷欠場など,心身のコンディションは明らかにブラジルの方が厳しく,ドイツの方に余裕を感じる。接戦になればドイツが勝ちそうな雰囲気を感じるが,一方のドイツも,4大会連続4強以上の安定した成績を残している一方で,準決勝以上では今ひとつのところで勝ち切れない勝負弱さも感じる。
 かえってネイマール負傷欠場で,ブラジルの選手の団結力が強まるということもあるかもしれないことを考え,52対48でブラジル優位と思う。

アルゼンチン − オランダ
 これも難しい。地の利を考えればアルゼンチン優位だが,ここまでの戦いぶりを見ると,よくぞ準決勝まで勝ち残れたものだという思いが強い。準決勝までたどり着けた最大の要因は,くじ運といってもいいかもしれない。強敵オランダに今までの戦いぶりが通じるかどうか。とはいいつつ,オランダも明らかにここにきて若干調子を落としつつあるようだ。スペイン,チリとの同じ組の厳しい組み合わせだったグループリーグを逆転勝ちなどで勝ち抜き,トーナメント一回戦も残り数分でうっちゃり,準々決勝もやっとこさPK戦で抜け,疲労がたまっているだろう。
 ここは,54対46でアルゼンチン優位か。

もしもこのとおりであれば,決勝はブラジル対アルゼンチンの南米対決,三位決定戦はドイツ対オランダの欧州対決になる。三位はドイツ,決勝はアルゼンチン勝利というのが私の現段階での予想である。

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さて,今大会はもう一つ,”日本対戦国の呪い”が若干解けた大会といってもいいかもしれない。

以前ブログで,「日本と本大会で対戦した国は,次の大会以降不振に陥いり,日本と対戦した時の成績を上回れない」
と記した。
この縛りが,以下三チームに関しては解けたのだ。

ベルギー (’02年対戦 2−2 日本)
   ’02 十六強 以降 本大会出場なかったが ’14年久々の本大会出場
   ⇒ 今大会 八強。日本と対戦した’02年時の成績を上回る。
ブラジル (’06年対戦 4−1日本)
   ’06 八強 ’10も八強止まり 
   ⇒ 今大会 四強以上決定。 日本と対戦した’06年時の成績を上回る。
アルゼンチン(’98年対戦  1−0 日本)
   ’98 八強 以降,八強が最高成績
   ⇒ 今大会 四強以上決定。 日本と対戦した’98年時の成績を上回る。

今回四強に勝ち残ったチームは,ドイツを除き,本大会で日本と対戦したことのあるチームばかりである。
今大会は,もしかしたら日本と本大会で対戦したことのあるチームから、日本対戦後はじめて優勝するチームが出る大会となるかもしれない。
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