矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

タグ:北朝鮮

日本併合下の朝鮮半島で「三・一独立運動」が行われたのがちょうど100年前。韓国では祝日。
…昨今いろいろあって、日本と韓国の関係がねじれてしまっているのが残念だ。歴史を冷静に直視し、互いを理解し合い、歪んだ感情を乗り越えて真の友好関係を築きたいものだ。それがなかなかできないのはなぜか。
…そして、北朝鮮。昨日までの二回目の米朝首脳会談、どうもよく分からない結果に終わってしまった。表面上は失敗のようだが、本当は…やっぱり失敗か?お互いの準備不足が原因か?なら、なぜこのタイミングで首脳会談を行ったのか??

昨日,今年の漢字が発表になった。
「北」だそうだ。おそらく,いや,確実に「北朝鮮」の「北」だろう。
いろいろ他にも「北」を選択したこじつけの理由はあるだろうが,「北朝鮮」以外はあまりにその根拠が弱すぎる。
しかし,確かに核実験他のいろいろな問題はあるが,「北朝鮮」が今年のトップの話題かというと,私は違うと思う。もしも北朝鮮が暴発して,米国と戦争になったりしたのであれば納得するが,まだそこまでには至ってない。「北」を選んでしまった人は,メディアの洗脳を受けすぎなのではないか。
一つのトピックだけでなく,一年を通じて複数の出来事に通じる一字を選ぶのが,「今年の漢字」の本来の趣旨なのではと思う。その意味では,私が上げたいのは「政」「不」「暴」の三字だ。理由は以下のとおり。
「政」は,都議選と衆議院選挙,それらにまつわる政治の動きの激しい一年だったため。
「不」は,どうも不可解で不透明な動きが内外で多かったことによるもの。
「暴」は,乱暴な国政運営,議員の暴言暴挙,最後は角界の暴力による不祥事。

・・・まぁ,だいたい,世相を一文字で表すこと自体に無理がある。せめて3文字程度選ぶべきではと思うのだが。毎年毎年似たような漢字ばかり選ばれたり上位に来て,変わり映えしない風景が延々と続く恐れがある。
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蛇足。
「北」は,よく見ると5画の漢字だ。5は素数。
「北朝鮮」の正式名称は「朝鮮民主主義人民共和国」,漢字11文字の国名だ。11は素数。
その意味では,「北」が選ばれたのは,素数の年,2017年,平成29年の今年にふさわしいことなのかもしれない。と無理やりこじつけて強引に自分を納得させる私であった。

秋に運動会を行う学校では,運動会の練習たけなわの季節である。
わが子が通う小学校では,特殊事情により,今年は今週土曜,秋分の日に運動会が行われる予定だ。
毎日,マスゲームや入退場などの練習で忙しいらしい。

そういえば,昨今は,運動会での組体操の事故が相次ぎ,問題にもなっている。せっかくの運動会が,怪我でその子のその後の人生を狂わせるような事態になっては悲しい。
そもそも,運動会で,マスゲームや組体操の要素は必要なのだろうか。徒競走や,騎馬戦・玉入れ・綱引きのゲームだけでいいのではないか。運動会でもっとも準備に時間を費やすのはマスゲームだろう。貴重な授業時間を運動会に費やす意味が,現代どれだけあるのかとも思う。

諸外国で,日本の運動会にあたる学校での類似行事はあるのだろうか。私は正直聞いたことがない。
また,学校の運動会では,地域の有力者(市長,議員)などの来賓が必ずいて,マスゲームなどはその来賓の方に披露をする形で行われる。どうも,その光景は日本のお隣の独裁国家を思わせる部分もあったりして,違和感さえ感じる。

運動会の学校における意味を考えたい。とかく個人より集団の秩序が優先される学校で,運動会がその風潮を強化している部分があるように思う。もっと個人個人の個性を尊重するような,民主的な運動会はないものだろうか。

・・・それにしても北朝鮮の核およびミサイル問題。
マスコミの報道を見ていると,今にも戦争が勃発しそうな雰囲気だ。そういえば,我が子の通う小学校や学童保育からも,「Jアラート」に関する通知書が配布された。「Jアラート」などと気取った表現をしているが,要は「空襲警報」だろう。遠い過去の歴史と思われていた「空襲警報」という単語が今の,戦争放棄を謳った平和憲法を持つ現代日本で生々しく語られるようになるとは,何ともやるせない憤りを禁じ得ない。

だが,冷静に考えてみる。もしも自分が金ジョンウン氏だったらどう行動するか。
過去の北朝鮮の歴代主席(といっても彼の祖父と父しかいないが)は,とにもかくにも現体制を維持することが最大かつ唯一の目的だった。半島統一の大義で韓国に攻め込むことはあるにしても,海を越えて日本に攻め込むことは考えにくい。また,山脈を超えて中国に攻め込むこともしないだろう。そもそも中国は巨大な軍隊を持っている。
核実験やミサイル発射を繰り返しているのは,国内向けのアピールと,他国との交渉を有利にするのと,他国からの攻撃を防ぐためのデモンストレーションと見なすべきだろう。
万が一ミサイルを他国に打ち込み人的被害を与えてしまったら,他国からの反撃を許す口実になってしまい,それこそ北朝鮮はジ・エンド。通常の精神状態であれば,このような行動を取る判断をすることはない。

そう考えれば,核実験やミサイル発射に対し,過剰に反応するのは意味がないことだと思う。下手に反応し,北朝鮮を追い詰めすぎると,自暴自棄になって何をしでかすか分からなくなる。
かといって,拉致問題が長期間放置され,また北朝鮮内のおびただしい人権侵害のことを考えると,このままの状態で放置するのも人道的に許容できるものではない。果たして,平和的に,かつ迅速に,筋の通った解決策はないものか。日本のリーダーも主体的に考え,行動して欲しいものだが,果て。

正論だけでは人間は動かないものである。

相手に非があるのは明白だとしても,だからといって,相手の非を一方的に責めても,問題は一向に解決していない。

相手の立場に立って物事を考えてみたい。悪いことをしたという自覚があるにしろ,ないにしろ,一方的に悪いと責め立てられたら,果たして心の底から反省し,償いをしようという気になる人間はこの世にいるだろうか。

ではどうしたらいいのか。
人間が動くきっかけは,自分に利益があるときと,自分の想定していなかった良いことが起きて,感動したときだろう。

さて,では,相手にとっての利益とは何か。相手が感動することとは何か。
相手も自分と同じ人間だということを忘れてはいけない。
たとえ,相手が自分の気に食わない奴であっても,許しがたい憎き悪党の輩であっても,相手の立場を考慮し,落ち着いて,想像力を精いっぱい広げて,じっくり考えてみたい。

北方領土問題にしろ,北朝鮮拉致被害者にしろ,ずっと膠着状態で何の進展も見られない諸問題を見ていて,そう感じずにはいられない。それは、日本だけではなく、世界各国を見ても同様だ。移民・難民問題、貧富の格差、少数派の人権問題、などなどなど…その現れが顕著に出たのが、先月の米国大統領選挙だったのではないか。

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6年前の小泉総理(当時)の電撃訪朝以来,拉致被害者の帰国は,当事者5人とその家族のみで,後は一向に進展が見られない。日本政府および拉致問題に携わっている議員たちは本当に拉致被害者を北朝鮮から帰国させたいと思っているのだろうか。
経済制裁を発動しても効果はなく,嘘か本当か分からない情報ばかり小出しにしてきている北朝鮮。これは今の日本政府の戦略は失敗だということを証明しているのではないか。
北朝鮮の立場に立てば,拉致被害者を5人帰国させ,その他の人は死亡と報告した時点でこの問題は解決済みと表明した以上,他の被害者が生存していて五月雨式に帰国するとなると,自己矛盾をきたすことは自明である。
本当に拉致被害者のことを第一に考えているのであれば,北朝鮮が生存している拉致被害者を解放しやすくする戦略を別に考える必要があるのではないか。確かに北朝鮮が一方的に悪いのは確かであるが,だからといってこちらが正義を振りかざしてばかりでは北朝鮮は動くに動けない。
経済制裁や,あるいは米国頼みという力を用いるだけでなく,国連,あるいは欧州諸国など第三者の目を借りて解決を図るという姿勢を示していいと思うのだが。

どうも,ずっとこの拉致問題と見ていると,日本政府や関連議員たちは,拉致問題解決を主目的としているのではなく,別の私的目的があって,拉致問題を利用しているようにしか見えないのである。これが私の誤解であればいいのだが。

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