矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

タグ:生前退位

本日,10月20日は皇后誕生日。とはいっても,皇后誕生日がこの日付である時代は,まもなく終わりを告げようとしている。
生前退位に関する議論が本格的に始まろうとしている。いろいろ新たに決めなければならないことはたくさんあるが,その中で,退位後の天皇・皇后両陛下の呼び名をどうするかというのも大きな課題(話題)の一つである。
江戸時代以前では,「上皇」という名称があったが,この名前は,「天皇」よりも位が上のような印象を与えるため,今回は不採用となる公算が大のようだ。ではどのような名称が良いのだろうか。
いろいろ私なりに考えてみた。

単純に考えるならば「前天皇」「前皇后」という名称がまず浮かぶ。しかし,これはあまりに直接的であるし,「天皇」「皇后」という言葉を何だか単なる一役職のような印象を与え,一部の人からは猛烈な反対を受ける可能性があるだろう。
思い切って,新しい名称を考えるべきかもしれない。とはいっても,まったく突拍子もない名称で皇室の伝統を傷つけるわけにもいかない。

私にもしも提案が許されるのであれば,以下の名称を勧めたい。
「前皇(ぜんのう)陛下」「前后(ぜんごう)陛下」はどうだろう。あるいは
「元皇(げんのう)陛下」「元后(げんごう)陛下」はどうだろうか。
これなら,「天皇」よりも位が上という印象は与えないし,以前は天皇の地位におられた方だという印象も与えられると思うのだが。

2016年は三角数の年である。三角数とは,1から連続する自然数の和でもある。
2016は,1から63までの自然数の和である。
そして,今年は平成28年。28はまた,三角数であり,28は1から7までの自然数の和である。
今年は昭和で表すと91年。91もまた,三角数であり,91は1から13までの自然数の和である。
このことは既に今年が始まる前に気づいていた。

しかし,更に気づいたことがある。昭和は64年で終わっているが,その後,昭和で数えると三角数となる年の
平成の年数も,三角数になっていることについこの間気づいた。

昭和で66年は1991年,この年は平成3年。
3は三角数。66も三角数。3=1+2,66=1+2+3+…+10+11

更に,昭和で78年は2003年,この年は平成15年。
15は三角数,78も三角数。15=1+2+3+4+5,78=1+2+3+…+11+12

そして今年。

もっとも,その後は昭和の年数と平成の年数が三角数として重なる年はない。
・・・・もしかして,今上天皇は,この事象を自覚して生前退位の意向を表明した・・・訳はないか。

リオデジャネイロオリンピック真っ最中,夏の甲子園も始まり,アメリカ合衆国はイチロー選手がメジャーリーグ通算3000本安打を達成とスポーツで賑やかな昨今。その中,昨日の天皇陛下のビデオメッセージは,いろいろ考えさせられた。

日中は仕事のため,録画機をセットし,帰宅後改めて見た。
平成の時代の「玉音放送」,いや「玉画放送」というべきか,あるいは「人間宣言」というべきか。
昭和末期の社会の混乱,自粛の連続や,元号や葬儀などのあり方が密室で決められる非民主性を記憶する世代にとって,「生前退位」というのは現代に即した合理的である意味親切な方法だと感じる。
いきなり天皇が崩御してしまった時の混乱を避けるために,前もっていろいろ計画的に物事を,オープンな形で進めるべきだ。

確かにいろいろ新たな法整備が必要だったり,諸々の条件を考慮して慎重に決断しなければならないことはあるだろう。が,無駄な時間をかけているヒマはない。
「象徴天皇制」の役目を,現行の日本国憲法やその精神と照らし合わせつつ検証し直し,改革すべきところは改革し,守るべきところは守って,速やかに今上天皇の「生前退位」が可能となる環境を作っていかねればならない。
時間を浪費していると「生前退位」も出来ず,後に「国賊」内閣と言われる可能性があることを,現内閣には肝に銘じてほしいものだ。

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参議院選挙の結果は,表面上は与党(自民党・公明党)の圧勝。改憲勢力全体で参議院全議席の3分の2を占めてしまった。
いよいよ日本国憲法に手を加えられるときが来てしまうのだろうか。国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の三原則が崩れる日が来てしまうのだろうか。
選挙の後,我が家にあるデイリー六法を開き,日本国憲法を夜な夜な読む日々。
しかし,まもなく予想だにしなかったニュースが飛び込んできた。

「天皇陛下 生前退位の意向」

江戸時代以前は珍しくはなかったとはいえ,近代以降は初。しかも今の皇室典範ではそのような想定はされていないため,生前退位を実現させるためには,皇室典範の改定は必須だ。
日本国憲法よりも先に皇室典範の改定をしなければならないのではないか。

さて,手元にあるデイリー六法を開き,皇室典範をどう変えなければいけないのか考えてみた。
直近で考えなければならないのは以下の三点。
・即位(皇位継承のタイミング)
・皇太子の定義
・退位した天皇の称号

あと,今回のタイミングでは急ぐことはないのかもしれないが,11年前には一度議題に上った,女性宮家,女性天皇の再検討も必要だろう。これも合わせれば四点。
数年内に生前退位までの道筋をつけるには,法整備は可能な限り急がないといけない。ぐずぐずしているヒマはない。

皇室典範以外にも,元号の変更も伴うことになるのだろう。変更のタイミングはいつなのか,新元号はどのようにして決めるのか,そして新元号はなにか,も準備しなければならない。

・・・・オリンピック開催の準備をしたり,日本国憲法の改定をしている時間なんてとてもじゃないがないのではないか。
何だか東京都知事選挙の話がどこかへすっ飛んでしまったような感じだ。かといって,またいい加減な人物が当選して,途中で投げ出すような形になってしまっては非常に困るのだが。
東京都知事選挙のこと,国政選挙のことを本来書き綴る予定だったのだが,次回以降に延期!

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