矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

タグ:皇太子

あと一か月でいよいよ平成時代も終わり。この一か月は,5年毎に平成時代を振り返っていきたい。
【平成元年(1989年)】
昭和天皇が崩御し,元号が「平成」になった。4月にはじめて消費税が導入され3%の税率がかかるように。中国では天安門事件が起こり,ベルリンの壁が崩壊,ルーマニアのチャウシェスク独裁政権が崩壊し,共産主義体制がドミノ倒しのように崩壊し始める。
漫画家手塚治虫氏死去,歌手美空ひばり死去,実業家松下幸之助氏死去。
【平成二年(1990年)】
バブル崩壊が始まる。イラクがクウェートにいきなり侵攻。国際的緊張高まる。ドイツが再統一。
礼宮・紀子さまご結婚,秋篠宮家創設。
【平成三年(1991年)】
湾岸戦争勃発。バルト三国がソビエト連邦から脱退・独立。そのままこの年の末にソビエト連邦が崩壊。
雲仙普賢岳噴火。
【平成四年(1992年)】
アルベールビル冬季五輪で,日本選手が札幌大会以来初の金メダル。バルセロナオリンピック開催。
新幹線のぞみデビュー。山形新幹線開通。米国大統領選でクリントン氏勝利,12年ぶり民主党政権,ブッシュ再選ならず。
毛利衛氏,日本人初のスペースシャトル搭乗。
【平成五年(1993年)】
皇太子夫妻ご結婚。
日本でプロサッカーリーグJリーグ発足。自民党下野,非自民連立政権発足。
冷夏でコメ大凶作,タイ等からコメ緊急輸入。

・・・いろいろありました。


今日は皇太子殿下の誕生日。今年で御年56歳である。
そういえば,今の天皇陛下が皇位を受け継いだときは55歳。当時でさえ,ずいぶん高齢で皇位についたと話題になっていたが,その年齢を名実共に明確に超えてしまうことになる。

昔と今とでは,50代半ばという年齢はイメージがずいぶん異なる。今は50代でも若々しい人が多い。
60代は昔はおじいさん,おばあさんというイメージが強かったが,今はそうでもない。意外な人が60代であることに気づき愕然とすることが多い。
昔より人間のトシの取り方が遅くなっているようだ。それはそれで喜ばしいのかもしれないが,外見が若いだけでいつまでも成熟せず未熟な人格のまま年齢だけ重ねてしまうのも何だか悲しい気もする。

さて,過去の歴史を見てみると,いちばん高齢で皇位を引き継いだのは60歳のようだ。最高齢記録更新まで4年あまりまだ余裕があるが・・・・
しかし,過去は生前譲位というのもあったと聞く。そもそも,天皇という役割,務めはどのような性格のものなのか,実は日本人の多くがきちんと理解していないのではないか。
高齢になると,どうしても以前より健康上のリスクが高くなる。そのために支障が多く責務を全うできないのであれば,生前譲位というのも検討すべきなのかもしれない。もちろん,ただ存在することにし至極の価値があるというのであれば,高齢だろうが健康状態がどうであれ問題はないのかもしれないが・・・やはり,天皇の職務の定義が曖昧で理解不足だから,これ以上議論にならないのかもしれないが。

外国を見ると,イギリスではエリザベス女王が今年90歳,卒寿を迎える。チャールズ皇太子は現在67歳,今年の11月の誕生日で68歳となる。
皇太子といえば,昔の物語の世界ではこどもか若者というイメージだが,現実の世界ではもう,おじいちゃん・・・人間の長寿は喜ばしいことなのだが,・・・何だかいろいろ考えさせられてしまう。

2
皇太子さま、48歳に 参内「心掛けて参りたい」

誕生日を迎える毎に記者会見をしなければならない皇太子殿下、しかも、内外にさまざまな問題を抱えているなか、慎重に回答の言葉を選んでいる様子、心痛む。

殿下の心中を察すると同時に、昨今のさまざまな皇室にまつわるトラブルについても一言述べたい。

宮内庁は、国民を信頼して、皇室の将来を考えるための必要な情報の公開をもっとして欲しい。
日本国憲法第1条には「天皇は国民統合の象徴で、その地位は国民の総意に基づく」と記されている。国民統合の象徴としての天皇及び皇室を、国民として支えるためには、皇室の現状を正しく知る権利が国民にはあると考える。

「女性・女系天皇」の是非や、皇太子妃の病状などについて、小出しに漏れ出る情報が曖昧で、きちんとした説明がなされていないため、国民としてどう正しい判断・対応をすればいいのか分からず、困惑している。

特に2004年の皇太子殿下による「皇太子妃人格否定発言」以来、さまざまな憶測がメディア上で飛び交っている。中には、ひどい中傷記事もずいぶんある。このような状態によって、皇室へのイメージはかなり傷つく。このままの状態が続くと、皇室内外の政争・権力闘争の具となり、皇室自体ならびに日本という共同体にとって取り返しのつかないことになるのではないかと心配でたまらない。

(とはいっても、皇族を構成する方々の本当に私的な部分についてまでは公開不要であると考えている。誰がどんなものを着て、何を食べているかなどというのは、少なくとも私は興味はない。)




このページのトップヘ