矢口十思夫の平成後期徒然よろずほぼ半旬記

身の周りの出来事から日本・世界のニュースまで、感じたこと、考えたことを自分の思ったまま率直に記すエッセイ/コラム。 2018年の更新頻度は不規則も,平均では5日に一度の頻度を維持予定。

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明後日は母の日。
世界の言語で,「母」を表す言葉を調べてみると,”M”,マ行の発音で始まる言語が圧倒的に多い。
英語はmother(マザー),幼児語だとmommy(マミー)。フランス語はmere(メール)。ドイツ語はMutter(ムッテ。スペイン語はmadre(マードレ)。
中国語ではムーという発音だし,韓国語はオモニで,マ行の発音が混じる。
アラビア語ではアンマ,ヒンディー語もマーム。
その点,日本語は,幼児語ではママだが,正式には”おかあさん”,略称,愛称でも”かあさん”,”おっかあ”である。”K”,カ行の発音が入り,”M",マ行の発音がない。

”M”,マ行は赤ちゃんが発音しやすく,また響きも甘く優しい感じがする。まさに赤ちゃん,幼児が母親を求める心情にぴったりくる発音に感じる。
それに比べると,”K”,カ行は,どちらかというと固く厳しい感じがする。言語人口の多い世界の主言語の中で,母親に対しての呼びかけで,”K”,カ行が入るのは日本語だけだ。
これは何を意味しているのだろうか。日本人の,母親に対する感情は他の国や民族にない特殊なものなのだろうか。

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